昨日の地方ニュースで、耐火煉瓦についての新しい取り組みを紹介していました。
岡山県備前市は全国でも有数の煉瓦(れんが)の産地です。煉瓦よりも焼き物の方が有名だとは思いますが。それが近年中国からの低価格の製品の輸入で、販売が低迷しているのだそうです。このままではいけないということで、ある煉瓦会社が立ち上がったのです。
それは三石耐火煉瓦株式会社という会社です。社運をかけたプロジェクトとは、煉瓦の家を建てることです。そういえば最近、環境や健康に優しい家とかで、土壁の家やログハウスなどが注目され、煉瓦や石造りの家は話題になっていませんでした。
ニュースによると煉瓦や石で作った家は、地震に強く断熱に優れているということです。私は今まで逆のように思っていました。
地震が来たら、鉄筋コンクリートや木造のように筋交いがないのですから、バラバラと崩れてしまいそうです。
断熱にしても、元々石は冷たいイメージがあるので、夏は涼しいのですが、冬はさらに底冷えがするような感じがしていました。
ところがどうやら違うようなのです。その会社のホームページを見てみましたが、詳しいことは分かりませんでした。
その会社は広い土地を購入し、レストランや結婚式場、宿泊施設などを煉瓦で作り、煉瓦のピーアールに役立てるようです。レストランでは煉瓦の窯でピザを焼いています。それだけでもおいしそうに感じます。
煉瓦といっても耐熱煉瓦というのがポイントです。1300℃という高温で焼き上げているので耐久性に優れ、100年以上もつそうです。
実際に煉瓦で家を建てた人の家が紹介されていました。以前は道路の振動や音が大きくて困っていたのに、煉瓦の家にしてからは、気にならくなくなったといいます。断熱効果もすばらしいそうです。そしてなにより家にいると落ち着くそうです。
確かに石造りの建物の中は落ち着きます。というよりは、自然素材の建物の中では落ち着く気がします。
次回、ついでに家についてちょっと述べたいと思います。
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