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@スターリングエンジン 大人の科学Vol.10 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大人の科学」をご存じでしょうか?

 

「子供の科学」という雑誌は昔からありましたが、数年前に、大人向けに科学実験セットを付録に付けた雑誌が発刊されました。それが「大人の科学」です。

 

詳しいいきさつはよくわかりませんが、「ニュートン」みたいに難しそうなものではなく、取っつきやすくて楽しんで工作できることに力を入れて創刊したようです。

 

その「大人の科学」ですが、今までの数々の魅力的な付録のなかでも、Vol.10は私の食指を動かしました。付録があの ”スターリングエンジン” だったからです。

 

スターリングエンジンの実際に動く模型は数々発売されていますが、高価だったり、かなりの熱量を必要とするものだったりと、購入にはちょっと躊躇するものばかりでした。

 

しかしこの付録は〈手のひらの熱で動くエコエンジン〉とうたっています。写真も手のひらに乗せたエンジンが回っているものです。値段は2100円。即決です。

 

「大人の科学」は付録がメインで、雑誌の方が付録に付いているような感じです。早速付録の付録をパラパラとめくってみると、興味深い記事がてんこ盛りです。主にはエネルギー関連の記事です。

 

スターリングエンジンというのは、190年前にスコットランドのスターリング牧師が発明したエンジンです。このエンジンの大きな特徴は、熱さえあれば動き続けるということです。どんな熱源でも利用できます。

 

レシプロエンジン(内燃機関)のようにガソリンや軽油などでなくていいのです。太陽熱でも焚き火の熱でも、手のひらの熱でも。さらに驚くことに、氷の温度でも動きます。

 

重要なのは温度差です。基本的には二つのシリンダーがあって、一方を加熱し、もう一方を冷却します。すると期待の膨張収縮の関係で、シリンダーの中のピストンが動くようになっています。

 

ですから、片方を氷で冷やし0℃で、もう片方を太陽熱で196℃にした場合と、片方を氷で冷やして0℃で、もう片方を−196℃の液体窒素で冷やした場合とでは、同じ効果が得られるのです。(実際にエンジンが動くかどうかは別にして。)

 

今回の付録では、一つのシリンダーの上下で温度差を作り、しかも少しの温度差で動くようにできています。ろうそく、アルコールランプなどいりません。早く動かしてみたい衝動に駆られます。

 

それでは作っていきます。

 

 

大人の科学

 

 

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