今日4月18日は何の日かご存じでしょうか。
1000人に1人は知っている(?)「発明の日」なのです。私は今日の新聞で初めて知りました。
記事によると
>発明の日は日本の産業発展の基礎となった専売特許条例
>(現在の特許法)が明治18年(1885年)4月18日に
>公布されたことを記念し、産業財産権制度の普及・啓発を
>図ることを目的として制定され
たということです。そして今年で120周年を迎えるのです。
それでは特許庁のホームページではどうなっているのでしょうか。あれ?何にも触れていません。
と思ったらありました。見つけるのにかなり時間がかかりました。
さて見てみると・・・お役所的な言葉が書き連ねてあります。カタカナ言葉もオンパレードです。何回も読んで、なんとなく分かったことは、『特許は大切ですよ、手続を迅速にするよう心がけますよ』くらいです。
疲れました。
近年になって日本もやっと知的財産権の価値に気づいてきました。それまで日本の企業は外国の訴訟に屈し、莫大な特許料を払ってきたのです。
中にはいやらしい方法で訴訟を起こすものもいます。あらかじめ、ある特許を出願しておき、どこかの会社が同じような原理を利用した商品を、発売するのをひたすら待ちます。そして発売されてすぐに訴訟をするのではなく、その商品がかなり売れるまで待ちます。
その方が賠償請求額が大きくなるからです。いくら待っても売れる気配がない場合にも訴訟は起こします。そしてかなりの確率で勝訴します。アメリカなどは陪審員制度(一般市民が裁く)をとっており、儲かっているやつからはぶんどってしまえという心理が働くからだそうです。
日本では難しいと思いますが。
いろいろな紆余曲折を経て、現在ではどの企業も特許対策に力を入れています。最近では「松下」が「ジャストシステム」のワープロソフト「一太郎」のアイコンについて訴訟を起こしました。こんな所にまで目を付けるのか・・・恐ろしい世界だ・・と思いました。
やはり日本が世界で生きていくには、技術を守ることが必要です。
もっと一般の人にも特許の持つ意味を知って欲しいと思います。
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