岡山のIT企業が新しい特許情報調査の方法を開発したとのニュースが新聞に出ていました。
特許を申請するには、自分の考案した物が既に出願されていないか調べる必要があります。調べないで出願して、既に同じ物が出願されていたら、特許を取れないばかりか費用も返ってきません。
ですから出願するときには、十分に調べる必要があるのです。
今ではインターネットが普及しているので、特許庁のホームページからも調べることが出来ます。
ところが現在の検索システムでは、キーワード検索、国際特許分類に基づく検索などでは、様々な項目まで拾ってきてしまい、また、拾い損ないもあり、精度の高い調査はできません。
私も実際に検索してみて、おそらく自分の考案した物と同じものは、出願されていないだろうと思い込むことにして、出願してきました。
まだいろんな角度から検索すれば出てくるかもしれませんが、きりがないのです。これは疲れます。
もっと効率のいい検索の仕方があるのかもしれませんが、私は知りません。
ところが新聞に、私のような不便を感じることなく、特許を検索するシステムが開発されたとの記事が出ていたので、皆さんも同じだったんだと認識しました。
新開発の技術は、特許開発の技術者に注目して、今までのデータから、その特許関連に出てくる人物の頻出の高さで選び出し、その人物を主にした、特許の並び替えをおこなうというものです。
特許を出願する人は、同じような分野から何度も出願する傾向にあることを利用した物です。
原理は分かりましたが、いまいちピンときません。実際に使ってみれば分かるでしょう。
興味のある方はどうぞ。「発明者相関分析システム」
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