風車の低周波が問題になっているようです。
大型風車が回転するときにゴーという低い音が出て体に不調が生じているというのです。
いや、正確にはゴーッという音は聞こえません。それよりも低い周波数で人体に響いてきます。
人間の音として聞こえる周波数は20Hz〜20000Hzといわれています。それ以下、それ以上の周波数は聞き取れません。
今までは実際に聞こえないのだから体に影響はないのではないかという意見もありました。しかし体調がおかしくなっているというのも事実です。
かつてCDが発売され始めたときから、それまでのレコード盤と比べて音に深みがない、音がキンキンするといった批評が交わされてきました。
CDはデジタルですから音を詳細に記録しようとすると膨大なデータになってしまいます。そこで人の可聴域外の周波数のデータを省くことでCDのサイズに収めることができたといいます。
それに比べ、レコード盤はアナログなので、人の可聴域外の周波数であってもマイクが反応すれば記録されます。
つまり、CDとレコード盤での聞き比べの違いは、人に聞こえない周波数の存在が握っているといわれているのです。
このことからも風車の発する周波数で人体に影響があることは十分考えられます。
今回は風車の近くに住む住人に頭痛や気分が悪くなるなどの悪い方に影響が出たようです。
これらの解明のためにやっと環境省が動き始めました。どういう解決策が出されるのか興味深いところです。
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