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自然エネルギーの利用

太陽光発電

ついに住宅用太陽光発電の設置を検討するI

なんでかなぁ

 

 

 

 

 

1.売電の制限について

2.瓦一体型の太陽電池とパネル後載せ型について

3.売電メーターの交換について

4.補助金交付の時期について

 

前回に引き続き、今回は2.瓦一体型の太陽電池とパネル後載せ型についてです。

 

約20年くらい前に系統連係太陽光発電が普及し始めたときにも瓦一体化太陽電池が相次いで開発されました。

 

当時は新聞にも大きく載るようなニュースとして扱われていました。

 

その製品はまさに形は日本瓦そのものです。

 

違うのは、透明な本体の中にアモルファス太陽電池が埋め込まれているということです。

 

アモルファス太陽電池

(アモルファス太陽電池)

 

当時ままだ平瓦よりも湾曲のある日本瓦が主流だったので、その湾曲に沿わせて曲げられるアモルファスが用いられたのではないかと思います。

 

探してみるとありました。

 

パワー社 太陽電池とその応用 初版本

(パワー社 太陽電池とその応用 初版本)

 

懐かしい本です。

 

パワー社 太陽電池とその応用 初版本

(パワー社 太陽電池とその応用 初版本)

 

現在では平瓦も多くなったので、より発電効率の良い結晶型太陽電池が用いられています。

 

当時は高価でしたが、今も高価らしいです。

 

それでは瓦(屋根)一体型太陽電池の利点と欠点を考えてみます。

 

まずは利点です。

 

・外観が普通の屋根と同じで、よく見ないと太陽電池だと分からない。

 

・普通の屋根材と同じなので雨漏りの心配がない。

 

・強風の影響を受けにくい。

 

・屋根に乗る重量が軽減される。

 

次は欠点です

 

・まだ後載せタイプに比べて高価である。

 

・一枚一枚は小型なので配線が多くなりロスも大きく、問題が起こっても見つけにくい。

 

・太陽電池と瓦の隙間というものがないので、部屋が外部の温度の影響を受けやすい。

 

・同じ理由で、夏などの高温時、太陽電池の温度が上がって発電低下が見られる。

 

・設置後、もっと安価で高効率の太陽電池ができても載せ替えるために、大がかりな工事が必要になる。

 

・新築時の施工の場合、固定資産税がかかってくる。

 

屋根一体型太陽電池

(屋根一体型太陽電池)

 

屋根瓦の場合は固定資産、上乗せの太陽電池は設備と見なされるらしいです。

 

一体型瓦の固定資産税については高級建材と見なされて、普通の瓦の5倍のポイントで評価されるということです。

 

ポイントについてはよく分かりませんが、これが毎年かかってきますから馬鹿にできません。

 

業者さんと、「国がこれから太陽光発電を普及させようとしてるのに、そういう分け方しちゃおかしいですよね。」というような話をしました。

 

私としては、見た目よりも総合的なコストが重要ですので、もちろん上乗せ太陽電池にします。

上乗せ式太陽電池

(上乗せ式太陽電池)

 

どちらにしても、もう家はあるので、ほぼ上乗せしか考えられないのですが。

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